感情ストレスと中医学

             当帰の花
             当帰の花

 

中医学では、怒・喜・思・憂・悲・恐・驚

の感情を「七情」といいます。

これは、五臓(東洋医学の)に対応していて、

 

 怒り(肝)・・・怒ると気が上る

         興奮して、目が充血

         したり、頭痛や吐き気

 

 喜び(心)・・・喜ぶと気がゆるむ

         過剰だと、気持ちが

         集中できなくなる

 

 思う(脾)・・・過度の思慮(心配)

         は気を結ぶ

         食欲がでない、消化不良、

         やる気がでない

 

 悲しみ、憂鬱(肺)・・・喪失感、意気消沈

 

 恐れ、驚き(腎)・・・驚くと、気がみだれる、

            あわてる

            恐いと、気が下りる

 

 感情は、人間が生きるためには必要なものですが、

これらの刺激が強すぎた り、ストレスが長く続くと、

「気」に影響を与えて、からだの症状となって

あらわれます。

 

 気(生命のエネルギー)がいつも、スムーズに

流れていると、血や津液もからだの隅々にめぐり、

元気です。